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宮崎の野菜や果物などを生産している生産者を訪ね、生の情報をお届けします。
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生産者のこだわり『マンゴー』

宮崎市青島のハウスで撮影のご協力を頂いた湯地さんご家族。 泰生さんは、宮崎市木花のハウスと2か所で妻・美保さんとともに美味しい完熟マンゴーを目指します。 泰生さんは両親のもとマンゴーの生産を始めて 17 年になります。4月中旬、青島のハウスではたくさんのマンゴーが実り、 収穫の忙しい時期を迎えました。今年は糖度も高く、立派なマンゴーができたそうです。 今までマンゴーを育てていて嬉しかったことは、自分のマン ゴーを食べた方々に笑顔で美味しいと言ってもらえたとき。マンゴーの収穫期が終わると家族での釣りが楽しみの1つだそうです。

泰生さんと美保さんは「何年もマンゴー作りをしてきました が、毎年勉強になることばかり。今年は満足!!って納得する年は正直一度もないですね。ベテラン農家の先輩方にアドバイスを受けながら頑張っています。」と話します。そんな泰生さんも若手生産者による勉強会では会長を務め、次世代へのマンゴー生産者指導にも力を入れます。 コロナウイルスの影響も少なからず感じると話しながらも、今後はハウスの拡大を目指し、収量を増やすことはもちろん、まだまだ美味しいマンゴーをたくさん作っていきたいと意気込みを話しました。

収穫量日本一!料亭や割烹での人気メニューさといも

宮崎市田野町は広大な農地を擁し、漬物用大根、里芋、葉タバコ、キュウリなど、あらゆる作物が栽培されています。その中でも里芋は関西を中心に県外へ出荷されます。料理屋さんで広く親しまれているのがこの宮崎産里芋です。里芋はキュウリと同様に日本一の収穫量を誇ります。

今回は、JA宮崎中央 総合部会 部会長でもある髙間秀一さんの畑にお邪魔しました。
午前7:00。真横からの、真夏の朝日はとても強く里芋畑を照らしています。すでに7名の方が作業を始めていて、専用の機械で芋株を掘り起こす人、掘り起こされた芋の株を集める人、そしてその芋株から子芋を取り出す人と分担が分かれ、テキパキと作業は進んでいます。

生産者髙間秀一さんは葉タバコや大根も栽培されていますが、この時期は里芋の収穫に忙しいとのこと。今年は雨が少なく、全体的に芋が小ぶりですが、その反面おいしい芋ができたとのこと。

里芋収穫はまず畝の土から15cm程の高さで葉と茎を切り取ります。

収穫のために里芋の葉と茎をカットする(動画)

葉と茎を切り取った畝を、里芋専用の機械を取り付けたトラクターで掘り起こしていきます。別の方がその株を集めていきます。1株あたり、軽いものでも1kg程度、重いものだと3kg近くなるとのこと。

トラクターで掘り起こしていく(動画)

集められた株は10cmほどの親芋にたくさんの子芋が生っている状態です。その子芋を手で落としていきます。場合によってはハンマーで親株を叩きます。そうすることによって子芋が離れやすくなるそうです。 子芋はコンテナ籠に入れられます。

たくさんの子芋が生っている状態(動画)

-里芋の栽培で気にかけていることはありますか?

(髙間さん)3月ごろに種芋を植え付けます。この時期に雨が降ると腐ってしまう場合があります。種芋から芽が出てしまえば、あとは他の作物に比べると割と楽なんですが、病気が入ってしまうと収穫量や品質などに影響する為、管理に気をつける必要がありますね。

-収穫はこの時期だとかなり暑いですね。

(髙間さん)栽培は、他の作物に比べて楽といいましたが、この日差しはかなりきついですね。葉タバコで使う作業車を置いて、日陰を作って作業するようにしています。

日差しは人間だけでなく、芋にも影響するんです。 ですから、出荷する分だけを掘り出すようにしています。土の中から出してしまうと、とたんに鮮度が落ちますので。掘り起こしても子芋を取るまでは土がかぶるようにしていますね。

収穫された芋は自宅横の作業場で仕分けされます。人の目と手で大きさ、形、傷や割れなどをチェックします。 ベテランの目にかかるとすごい勢いで選別されます。

鮮度を守るために洗わず、土付きで出荷されます。

-生産者として、おすすめの食べ方は?

(髙間さん)昨夜はそぼろ煮にしてもらいました。鶏肉がいいですね。さっぱり仕上がります。若い人たちはコロッケなんかにもしているようですよ。

里芋は宮崎の夏の暑さが美味しく大きくしている野菜です。栄養も豊富で独特の味わい、食感は里芋ならでは。ぜひ宮崎の里芋をお召し上がりください。

ビタミンCのかたまり、みやざきビタミンゴーヤー

ゴーヤーは苦瓜とも言われ、宮崎では「にがごり」とも呼ばれています。宮崎県はゴーヤーの出荷量は、沖縄に次ぎ全国2位で、宮崎県農業試験場では多くのの品種を開発しています。 このゴーヤーは宮崎県内で栽培されていますが、他県のものよりビタミンCが多く含有され、苦みが強くない品種もあり、関西や関東へ出荷されています。今年、「みやざきビタミンゴーヤー」として宮崎県のブランドに認定されました。

ゴーヤーは苦瓜とも言われ、宮崎では「にがごり」とも呼ばれています。宮崎県はゴーヤーの出荷量は、沖縄に次ぎ全国2位で、宮崎県農業試験場では多くのの品種を開発しています。 このゴーヤーは宮崎県内で栽培されていますが、他県のものよりビタミンCが多く含有され、苦みが強くない品種もあり、関西や関東へ出荷されています。今年、「みやざきビタミンゴーヤー」として宮崎県のブランドに認定されました。 今回のはたけマガジンでは、宮崎市の隣、国富町で親子でゴーや作りに取り組む小森さんを訪ねました。小森直仁(なおと)さんとご両親の源一さんカツ子さんはゴーヤー以外にマンゴー、ピーマンを手がけています。 ゴーヤーに取り組んで15年ほどになり、現在は「えらぶ」という品種のゴーヤーを栽培しています。宮崎には他にもゴーヤーの種類がありそれぞれ形や色合い、苦みに特徴があります。「えらぶ」は濃い緑と太さに特徴があり、たくさんに実をつける品種です。ゴーヤーは1月から9月にハウスで栽培しています。

-ゴーヤーの栽培で苦労されることはありますか?

「始めたころは品種の選定や栽培方法など試行錯誤がありましたが、年々栽培量も増え、安定するようになっています。病気や天候に左右されますので、その対応に工夫を重ねています。」

-直仁さんはいつからゴーヤーを?

「大学を卒業して就農しました。ゴーヤーはそのころから栽培しています。」

-ゴーヤーの食べ方は?

「母がよく油いためや酢漬けを作ってくれます。ヤフオクドームで試食を出したときもとても好評でした。苦いという印象が強くて、最初は抵抗感がある方もいるのですが、試食すると美味しいと言っていただけました。」

カツ子さんのおすすめは、薄切りしたゴーヤーを湯通しして、ツナのオイル缶を混ぜるものです。とツナの風味とオイルがゴーヤーとの相性がとてもよいようです。

ゴーヤーは工夫次第で多くの料理に使えます。CookPadでは17,000点以上のレシピが掲載されています。 ※CookPadへリンク

食と健康への関心の高まりから、ゴーヤーは注目されています。その機能性についてもいろいろな機関等で研究がされています。 もともと、ゴーヤーにはキュウリやトマトの5倍以上のビタミンCが含まれています。ミネラルであるカリウムも多く含まれています。 他県のゴーヤーよりもさらにビタミンCの多く含まれる「みやざきビタミンゴーヤー」は通年栽培されており身近な野菜として親しまれるようになっています。

ダイナミック!パパイアのビニールハウス

宮崎市清武町は農業の盛んな土地のひとつですが、この10年ほどパパイアの生産に取り組んでいる農家の方々がいます。そのうちの1軒が田代農園です。もともとカスミソウなど花の生産者でしたが、果樹の生産に切り替え、パパイアに取り組んで6年、ほかにマンゴーなども生産しています。ビニールハウスに入ると、驚くような光景が。青い実をつけたパパイアの樹の根元を見ると20cmから30cmほどの直径の幹が輪を作っています。あたかも大蛇が這い回っているかのような光景です。

パパイア農園の動画

ビニールハウスの高さがあるため、最初から横に植え、それをロープで曲げながら形を作っていった結果だそうで、収穫の際はちょうどよい高さになっています。こちらのパパイアは雌雄同株でより収穫の効率を上げています。

パパイアは花が咲いて収穫まで約6か月かかります。農薬は不要とのことで、安心して食べられる国産パパイアになります。田代さんも作業する側も無農薬が楽だとおっしゃいます。

パパイアを缶詰やレストランで食べたことがある方はいらっしゃると思いますが、国産のパパイアを自分でカットして食べる体験はあまりないのかもしれません。ただ、しっかりとした甘味と独特の芳香にリピータになる方も多く、徐々に販路も広がっています。

田代さんもパパイアが大好きだそうで、特に料理に使うことを勧められています。試食などのイベントにも積極的に参加し、一人でも多くパパイアの魅力を知ってもらおうとされています。1本の木に、青々とした形のよい実がたくさんついています。これが次第に黄色くなり、独特のオレンジ色に近い色(パパイア色?)になっていきます。

手入れは古くなった枝葉を取ることなどさほどたいへんではないということでしたが、マンゴーと同様に冬場はボイラーを焚いて温度を保つ必要があります。マンゴーと同様コストのかかる果樹だといえます。

田代さんはご主人を中心に家族で栽培をされています。パパイアが広まるようにイベント等には積極的に参加されています。また取材もどんどん受けていらして、テレビ、新聞、雑誌と売れっ子です。
この日も試食を用意いただきました。取材側も食べたとがなく初めての経験でしたが、他の果物とは違う、個性のある味でした。甘いがそこまでしつこくなく、香りもよくて後味がさっぱりしている、そんなパパイアは確かに料理に合うと思われます。

生産農家に聞く、黒皮かぼちゃのおいしい食べ方

福岡ソフトバンクホークスが毎年2月にキャンプするアイビースタジアムのある宮崎市生目(いきめ)地区。

ここは農業の盛んな地域でもあります。
この生目地区を中心に40年以上前から栽培されているのが黒皮かぼちゃです。この黒皮かぼちゃは、表面が黒いごつごつとした皮で覆われていて、一般的なかぼちゃよりも小振りです。関西を中心に料亭等で多く使われ、黒皮と黄色い身のコントラストや、煮崩れがしにくいといった特長から煮物料理に向いていると言われています。

この黒皮かぼちゃを長年栽培されている富永信行さんのお宅にお伺いしました。富永さんは黒かぼちゃの栽培を20年近くされていて、JA宮崎中央宮崎中央の黒皮かぼちゃの前生産部会長でもいらっしゃいます。 今回は富永さんの奥様、友紀子さんに黒皮かぼちゃを料理していただき、料理する際のポイントや特長、そのおいしさなどをお聞きしました

今回は薄切りをオリーブオイルで焼く料理をご紹介いただきます。黒皮かぼちゃはごつごつ感のある黒皮が特徴です。見た目と違い、一般のかぼちゃに比べ皮はやわらかく、そのままカットできます。

かぼちゃを裏返し、半分にカットします。種はスプーンでくりぬきます。慣れると簡単だそうです。種を取 ったら、さらに半分にカットします。2人でつまむ程度であればこの4分の1あればよいとのこと。

5mmから8mmくらいの薄切りにし、電子レンジで4分程度加熱します。カットしてフライパンで焼くこともできますが、かなり時間がかかるのと焦げやすくなるので下ごしらえとして電子レンジを使うほうがよいそうです。 フライパンを熱し、オリーブオイルを適宜入れます。そこにかぼちゃの薄切りを並べていきます。ひっくり返しながら両面を焼きます。少し焦げ目がつくくらいがよいそうです。

焼いているところの動画

焼きあがったら、皿に盛り、岩塩(食塩でも可)を適量ふります。最後に黒こしょうをお好みでふりかけて完成です。 黒皮かぼちゃは一般のかぼちゃほど甘くなくさっぱりとした甘さです。 オリーブオイルとはとても相性がよく、黒こしょうがさらに味をひきたてます。 お話によると、黒皮かぼちゃはメインというよりちょっと一品とか、付け合せとして使うのによいようです。 友紀子さんはいろいろなイベントで黒皮かぼちゃを使った料理を披露されているそうで、味わってもらって黒皮かぼちゃのよさ、おいしさを知ってもらうことに積極的に取り組まれています。 大事に育てたかぼちゃを、その味を知ってもらいたい、そしておいしく食べてもらいたい、生産者の思いがうかがえます。

黒皮かぼちゃは、煮崩れしない、さっぱりとした甘さ、皮ごと食べる食感などに特色があるとのことです。 皮をむく必要がなく、種も簡単にくりぬけ、さらに電子レンジで加熱すれば手軽な食材となります。 カレーに入れたり、味噌汁に入れるだけでもおいしくいただけるそうです。 関西の料亭でも使われている黒皮かぼちゃですが、身近に使うのにも向いている食材です。

日向夏みかんの収穫です。

日向夏みかんは宮崎の特産として冬から春にかけて収穫されます。普通のみかんとは違い、リンゴのように皮を薄く剥き、白い部分と実の部分を一緒にカットして食べます。白いところがほのかに甘く、実の酸味と甘さとあいまって独特の味わいです。 収穫のビニールハウスにおじゃましました。 写真(上)は宮崎市高岡町の日向なつ生産者、梅元祐司さんと奥様の朋美さんです。梅元さんは、お父さん(生産歴35年)からの代の生 産者で、現在就農5年、奥様は嫁いできて就農2年になります。 日向夏はハウスものと路地栽培ものがありますが、梅元さんは両方されています。

ご夫婦での収穫風景

独特の色と肌を持つ日向夏はその緑の葉とのコントラストが美しく、とくにハウスものは傷や虫にやれらにくいので美しい肌をしています。この皮でマーマレードに加工されることもあります。天候にもめぐまれ大きな日向夏がたくさんなっています。梅元さんご夫婦の努力の賜物です。

日本一の生産量を誇る天日干し切干大根

日本一の生産量を誇る切干大根の干し棚です。 広がる大空の下、真っ白な棚が目をひきます。 宮崎市の隣に位置する国富町は冬場に切干大根を干す風景が多く見られます。太陽光を 浴び、霧島から吹く西風を受けて大根は乾燥します。畑から抜かれた大根は洗浄され、専用の機械でせんぎりにされます。

ソーラーパネルのように設置された干し棚の上にせんぎりになった大根がまかれます。均一になるように角度を調整していきますが、長年の経験で見事な大根のじゅうたんになっていきます。真っ白な雪のような切干大根の干し棚が並ぶ姿は、冬の宮崎の風物詩でもあります。 1日から2日干した千切り大根は天日と西風で乾燥し、互いがくっついて繊維のシートのようになります。これを端から撒いていき、切干し大根のロールができあがります。 切干大根のロールは切干大根専用の選果場に運ばれます。選果場では厳しい検査を受けて出荷されます。 切干大根は栄養が豊富です。食物繊維、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄などが含まれます。同じ量の生の大根に比べると4,5倍になります。 切干大根は保存もでき、水に戻せばすぐに使える食材です。宮崎の太陽の光をふんだんに受けた天日干しの切干大根をぜひお試しください。 生産歴なんと40年!のJA宮崎中央せんぎり大根部会長友久会長にお話を伺いました。作業日は天気図を見ながら決めるのだそうです。気象予報士なみの予測で大根は干されていくとは驚きました。

生産者のこだわり『高岡文旦』

高岡町中山地区、きんかんや日向夏の樹木が並ぶ中でも一際大きく目立つ果実「高岡文旦」。取材時は白い袋が掛かった状態で収穫を目前にしていました。 かけ袋を取ると中には大きく綺麗な黄色い高岡文旦がありました。 この立派な高岡文旦を栽培しているのは矢野勇さんと加代子さんご夫婦。JA宮崎中央高岡文旦研究会に所属し、その他にも金柑や露地日向夏を栽培しているがんばり屋さんです。

高岡文旦の栽培を始めたのは10年前、初めての出荷はそれから約4年たってからでした。きっかけは高岡文旦の花粉を取って日向夏に受粉させるためだそうです。加代子さんは「そうすることで日向夏の白皮の部分が一段と柔らかくなっていると思いますよ。」と話してくれました。また栽培で大変なことは1つずつ袋を掛けていく作業で、この作業によって枝や虫など実について傷がつくのを防ぎます。 撮影の前日には強い風が吹き、文旦の大きな実は落ちやすいので心配しましたと安堵の様子でした。勇さんは今年の出来について「今年は暖かい日が続いたので玉も大きく袋も破れるほどでした。」と話します。高岡文旦はもちろんそのまま食べるのも美味しいですが、ビールやソフトクリームなどの加工品としても消費者のみなさんにお届けしており、イベント等での販売も行っています。 最近では娘さんの手伝いもありとても助かっているとのこと。今後も夫婦いっしょに元気に美味しいものをつくっていきたいと笑顔で話しました。

生産者のこだわり『新生姜』

宮崎市佐土原町で農業を行う福田光洋さん。ピーマンや胡瓜の栽培も行い、現在は新ショウガの収穫期を迎えています。光洋さんは24戸が所属するハウス生姜部会の部会長を務めます。部会員すべてが佐土原町内で生産を行い、県内一の出荷量を誇ります。ショウガは種生姜を植えてから5~6か月で収穫となり、光洋さんのハウスでは8月下旬まで収穫が続きます。また露地栽培は9~ 10 月を中心に収獲・出荷を行っています。ハウス栽培と露地栽培を組み合わせて、高品質なショウガを安定して供給できるように周年出荷体制の確立を目指しています。

部会の役員として大きな仕事の一つに種子の買い付けがあります。買い付けは県外(高知県など)の現地で直接交渉を行っています。部員の必要とする種の数が確保できるかどうか、その交渉は責任重大です。光洋さんの将来の目標としては、一貫した生産体制を取るために自家生産として種も作っていきたいと話します。栽培の上でショウガは土の中にあって見えないものなので、茎や葉の部分を見ながら判断することに気を遣うそうです。部会では最盛期前になると量販店に出向き、生産者が作った佃煮などショウガ料理を用意し試食販売を行っています。活動に参加する妻・寿規子さんのオススメレシピは千切りしたショウガを豚バラで巻いて焼いたもの、ニンジンなどの野菜といっしょに千切りにしてちりめんといっしょにかき揚げにしたり、千切りしてマヨネーズで和えても美味しいそうです。新ショウガをメインとして料理に使えることを教えて頂きました。

ピーマン収穫体験

宮崎市住吉地区でピーマンと米作りに励む中村一弘さんのハウスに、収穫体験のため、保育 園から可愛い園児たちが元気にやってきました。7反以上のピーマンハウスを管理する一弘さんご家族は、毎年、6月の収穫が落ち着くと保育園の子どもたちをハウスに招きます。今年で4回目を迎えた収穫体験には住吉東保育園21人が参加しました。いっしょに農業を行う息子の優太さんは子どもたちにピーマンの収穫方法を教え、楽しく収穫を行っていました。

ハウス内では子どもたちが大きなピーマン、赤いピーマンを見つける度に元気な声が響いていました。また一弘さんもハウスに入り、子どもたちが取りやすいよう抱き上げてあげます。一弘さんはピーマンを作っている現場を見てもらうことで、子どもたちが野菜をどのように育てているかを学ぶ場になってほしいという思いから協力を始めたそうです。収穫後には「いっぱいピーマンを食べてください」と子どもたちに声を掛けました。一弘さんは「今まで食べられなかった子どもが収穫を通して食べれるようになったという声を聞きます。そのような形で消費拡大、地産地消につなげていけてるようで嬉し。」と話します。今後は農家で農産物を持ち寄って料理教室を開くことができたら、さらに地産地消にもなるかもと職員へ新たな提案を行うなど、消費者へのPRにも一層力が入っておられました。

生産者のこだわり『ニラ』

国富町北俣地区でニラ生産を行う祝園隆志さんは、JA宮崎中央ニラ部会の部会長を務め、部会員とともにニラの生産にご尽力いただき、露地栽培、ハウス栽培を行っています。定植後、4~5ヶ月置いて刈り取りし、夏場は約30日、冬場は約40日で生長し数回収穫を繰り返します。現在は朝5時から収穫、ハウス栽培の時期は朝3時から収穫を行います。奥様と2人で収穫し、自宅の作業場に持ち込み選別の作業を行います。長さを揃え、不要な部分を取り除くなど手作業で行います。選別は隆志さんのご両親も手伝い、家族で品質の良いニラ作りを目指しています。今年の長雨による根への影響や、夏場の日差しから葉先の色が変わるなど影響が出ることもありましたが、大きな被害もなく順調、ニラは葉からすべてが商品であるので栽培管理には大変気を遣うそうです。

部会としては30年以上前から減農薬と減化学農薬を取り組んでいます。月に1回、出荷場に集まって栽培管理をもとに意見を出し合い、鮮度保持、高品質を目指します。また、今年の4月にはグローバルGAP団体認証を取得しました。認証のための活動は昨年から取り組んでおり、ニラ部会の29人が取得しました。選別小屋やハウスの清掃、農薬と肥料使用の記録、在庫管理などたくさんの項目が審査の対象です。祝園さんは「たくさんの基準を達成することは簡単ではなかったが、部会としては以前から減農薬対策なども行っていたため取り組みやすかった。」と話します。また取得後 も毎年審査員が訪れて審査があるなど、常に厳しい基準を達成することは生産者の方々の努力の結果です。グローバルGAPはまだ消費者の認知度は低いかもしれませんが、部会として積極的に PRも行っていきたいそうです。「この取得によって消費者の方により安心・安全をお届けできることを誇りに思います。」と話す祝園さんの美味しいニラ、多くの消費者の方に安心して手に取って頂きたいです。

生産者のこだわり『大葉』

宮崎市倉岡で大葉の生産を行う松田真和さん、黒木健太さん。笑顔の素敵な真和さんと健太さんの待つハウスに入ると大葉の爽やかな香りが広がっていました。今年はコロナウイルスによって飲食店への出荷量減少など影響を受けていました。忘年会、新年会の縮小も考えられまだまだ厳しい状況は続きそうです。しかし、お2人は県内のテレビやラジオに出演するなどこの状況を乗り越えるためにPR活動に励み、多くのメディアにも出演。夏場は素麺の薬味や冷や汁など大葉の爽やかな 味わいを楽しむため、消費者の方々に手に取ってもらえる機会も多かったかもしれません。

夏のイメージの大葉は周年栽培、1年中きれいな大葉の収穫が続きます。冬の楽しみ方としてはしゃぶしゃぶで豚肉といっしょにサッとお湯に通して食べてもらうのもオススメ。もちろんお肉に巻いて焼くなど、冬にも美味しい大葉が食べられますので、消費者の方々に素敵なレシピを考えてもらえたら嬉しいですと話します。大葉栽培でたいへんなことは植え替えの作業です。半年ほど収穫を繰り返した大葉の茎は高く大きくなっています。そのため、次の定植のための環境をつくることが大変だそうです。大葉は香りを楽しむものです。ご家庭で美味しくたくさん使っていただけるよう、綺麗で香りのよい大葉作りをこれからも目指します。

生産者のこだわり『金柑』

2018年6月下旬、緑の山々の綺麗な景色が一望できる高岡町仁田尾地区で長年金柑づくりに励む仲良し丸山さんご夫婦のハウスを訪れ、金柑の可愛い白い花が咲いている中取材をさせて頂きました。そして今年は特に天候も良く、大きな金柑が育っているとお聞きし、再び丸山さんのハウスを訪れました。2年半ぶりに訪れたその場所はすっかり冬の景色となっていましたが、ハウスの中は綺麗なオレンジ色が広がっていました。丸山さんのハウスでは1月中旬から収穫が始まり、毎日約400㎏の金柑を2月下旬ころまで収穫します。収穫の際はクッション材を敷き実を傷つけずに出荷を行うことに気を付けます。

昨年からコロナウイルスの影響で部会員が集まっての現地検討会などでの意見交換を行うことができず、生産者同士の連携もなかなか取れなかったそうです。そんな中でもJAの指導員が各農家をまわってアドバイスや他の生産者とをつないでくれたことにとても感謝しているとお話し頂きました。例年であれば丸山さんは実のついた金柑の木をソフトバンクのキャンプに贈るそうです。また高岡の営農センターにも同様に運ばれ、実際に実った状態の金柑を見ることができます。『完熟きんかんたまたま』は全国への出荷もありますので、コロナ禍で販売にも影響がでるかもしれません。今年は県内産のものを食べて頂けるよう県内消費にも力をお借りしたいです。今年も美味しく実った「完熟きんかん」で豊富なビタミンを摂って健康な身体でこの逆境を乗りきりましょう。「私たちもコロナに負けずに元気にがんばります!」

生産者のこだわり『いちご』

宮崎市木花でいちご『さがほのか』を栽培する川越優作さん、熊本晋太朗さん。お二人が所属するJA宮崎中央いちご部会は南宮崎支店、田野支店、国富支店管内の生産者67人が所属しています。川越さんは就農して12年、熊本さんは6年であり、どちらも父親の元で就農を決意。またお二人は 小学校からの同級生であり、熊本さんがいちごを栽培するきっかけも川越さんを含めて周囲の同世代の生産者がいちごを栽培していたことにもあるそうです。『さがほのか』は実が少し固めでしっかりとしており、甘みと酸味のバランスが良く、生産者にとっても育てやすい品種だそうです。収穫は12月中旬~5月下旬まで続きます。その間にも次年度のための親苗を育てるなどの作業も同時 に行います。

またお二人は南宮崎支店の生産者5人で2年前に立ち上げた勉強会「AIS」に参加しています。この勉強会では反収アップを目指し、各ハウスでの現地検討会を月に1回行います。勉強会では自分たちの圃場に取り付けた測定装置(はかる蔵等)によるデータを生産者ごとにグラフ化し、比較・検討を行います。昨年までは3人の方の圃場でのデータでしたが、今年からは5人全員が装置を導入。より正確なデータがまとまることとなります。指導員とともに前月でのデータを分析、資料をまとめ検討。収量の多いデータをピックアップして栽培管理を改善、収量や品質の向上を目指します。川越さんは勉強会を行うことで他の生産者からの刺激を受け、栽培に対する意識が変わったと話します。勉強会の目標は「反収7トン!」収量を増やすために温度、灌水、肥培の管理を徹底することを基本に、勉強会での学びを生かした栽培管理を目指します。今年は天候も良く、生育はとても順調。出荷量も増えています。例年、いちごフェアなどを開催し、消費者へのPRとして販売を行いますが、今年はコロナウイルスの影響による中止も懸念されていました。スーパーなどでJA宮崎中央のいちごを見かけたら是非私たちの名前の入ったいちごを手に取って頂きたいです!ご自宅でそのまま食べても、お子様たちとスイーツを作って楽しむのもいいかもしれませんね。

生産者のこだわり『きゅうり』

宮崎市阿波岐原できゅうりの生産を行っているタイ出身のブンプラダップサシタンさん。昨年8月に就農し、今年、自分のハウスで初めての収穫を迎えています。新規就農研修で1年間胡瓜栽培について学び、現在は8aのハウスを一人で管理しています。10年前、妻・晴香さんとの結婚を機にタイから移住。コチョウラン生産者のもとで働いているうちに、宮崎の野菜の栽培にも興味を持ちました。JAの新規就農者研修を知ったことをきっかけに、農業を始める決意をしました。研修は、一からのスタートでしたが、毎日楽しく農業に打ち込んでいたそうです。同期生のみなさんにも恵まれ、現在もLINEを使って写真を送り合い、離れた場所からアドバイスをくれると嬉しそうに話します。

研修中、タイ出身のサシタンさんが一番苦労したことは、日本人との感じ方や言葉の違いだそうです。例えば、タイでは暑い・寒いのみの表現ですが、日本には「温ぬくい」の言葉があり、「ハウスの中が少し温くなったら温度を下げて~」の意味を理解することに苦戦したそうです。また自分は暑いのは平気、寒いのが苦手。周りの人にとっては暖かい気温でも自分にとっては寒い…最適なハウスの環境を肌で感じ取ることはとても難しかったそうです。そのため実地研修は一日も欠かさず受け、実際に体験し、自分の目で見て感じてハウス環境を学ぶことを大切にしてきました。その姿勢は今でも変わっていないそうです。晴香さんは「夫は負けず嫌い。家族と出掛けていてもハウスが気になると帰ってしまったり、少し気温が低くなると気になって夜中でもハウスに出向いてみたりするんです。」と話します。地域の先輩生産者やJA職員、行政の方々には手厚いサポートを頂いているそうです。サシタンさんのような外国の方が個人で就農することは珍しく、日本の慣れない環境で農業を行えていることは皆様のおかげと周囲への感謝をご夫婦ともに話します。「今は栽培において自分の力でどれだけ病気がでないで、きれいな美味しいきゅうりが作れるかということを考えています。その一歩一歩の努力を怠らないことで自分の成績はついてくると信じています。この日は良くてこの日は悪いではなく、平均的に収穫できることをまずは目標に頑張ります。」サシタンさんの農業に向き合う熱い姿がタイのご両親にも届きますように。

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宮崎の野菜や果物などを生産している生産者を訪ね、生の情報をお届けします。
またJA宮崎中央のイベントや直売所の情報等も順次掲載していきます。
気軽に読めるWEBマガジンとして定期的にご高覧ください。

生産者のこだわり『マンゴー』

宮崎市青島のハウスで撮影のご協力を頂いた湯地さんご家族。 泰生さんは、宮崎市木花のハウスと2か所で妻・美保さんとともに美味しい完熟マンゴーを目指します。 泰生さんは両親のもとマンゴーの生産を始めて 17 年になります。4月中旬、青島のハウスではたくさんのマンゴーが実り、 収穫の忙しい時期を迎えました。今年は糖度も高く、立派なマンゴーができたそうです。 今までマンゴーを育てていて嬉しかったことは、自分のマン ゴーを食べた方々に笑顔で美味しいと言ってもらえたとき。マンゴーの収穫期が終わると家族での釣りが楽しみの1つだそうです。

泰生さんと美保さんは「何年もマンゴー作りをしてきましたが、毎年勉強になることばかり。今年は満足!!って納得する年は正直一度もないですね。ベテラン農家の先輩方にアドバイスを受けながら頑張っています。」と話します。 そんな泰生さんも若手生産者による勉強会では会長を務め、次世代へのマンゴー生産者指導にも力を入れます。 コロナウイルスの影響も少なからず感じると話しながらも、今後はハウスの拡大を目指し、収量を増やすことはもちろん、まだまだ美味しいマンゴーをたくさん作っていきたいと意気込みを話しました。

収穫量日本一!料亭や割烹での人気メニューさといも

宮崎市田野町は広大な農地を擁し、漬物用大根、里芋、葉タバコ、キュウリなど、あらゆる作物が栽培されています。その中でも里芋は関西を中心に県外へ出荷されます。料理屋さんで広く親しまれているのがこの宮崎産里芋です。里芋はキュウリと同様に日本一の収穫量を誇ります。

今回は、JA宮崎中央 総合部会 部会長でもある髙間秀一さんの畑にお邪魔しました。
午前7:00。真横からの、真夏の朝日はとても強く里芋畑を照らしています。すでに7名の方が作業を始めていて、専用の機械で芋株を掘り起こす人、掘り起こされた芋の株を集める人、そしてその芋株から子芋を取り出す人と分担が分かれ、テキパキと作業は進んでいます。

生産者髙間秀一さんは葉タバコや大根も栽培されていますが、この時期は里芋の収穫に忙しいとのこと。今年は雨が少なく、全体的に芋が小ぶりですが、その反面おいしい芋ができたとのこと。

里芋収穫はまず畝の土から15㎝程の高さで葉と茎を切り取ります。

収穫のために里芋の葉と茎をカットする(動画)

葉と茎を切り取った畝を、里芋専用の機械を取り付けたトラクターで掘り起こしていきます。別の方がその株を集めていきます。1株あたり、軽いものでも1㎏程度、重いものだと3kg近くなるとのこと。

トラクターで掘り起こしていく(動画)

集められた株は10㎝ほどの親芋にたくさんの子芋が生っている状態です。その子芋を手で落としていきます。場合によってはハンマーで親株を叩きます。そうすることによって子芋が離れやすくなるそうです。 子芋はコンテナ籠に入れられます。

たくさんの子芋が生っている状態(動画)

-里芋の栽培で気にかけていることはありますか?
(髙間さん)3月ごろに種芋を植え付けます。この時期に雨が降ると腐ってしまう場合があります。種芋から芽が出てしまえば、あとは他の作物に比べると割と楽なんですが、病気が入ってしまうと収穫量や品質などに影響する為、管理に気をつける必要がありますね。

-収穫はこの時期だとかなり暑いですね。
  (髙間さん)栽培は、他の作物に比べて楽といいましたが、この日差しはかなりきついですね。葉タバコで使う作業車を置いて、日陰を作って作業するようにしています。

日差しは人間だけでなく、芋にも影響するんです。 ですから、出荷する分だけを掘り出すようにしています。土の中から出してしまうと、とたんに鮮度が落ちますので。掘り起こしても子芋を取るまでは土がかぶるようにしていますね。

収穫された芋は自宅横の作業場で仕分けされます。人の目と手で大きさ、形、傷や割れなどをチェックします。 ベテランの目にかかるとすごい勢いで選別されます。

鮮度を守るために洗わず、土付きで出荷されます。

 -生産者として、おすすめの食べ方は?
(髙間さん)昨夜はそぼろ煮にしてもらいました。鶏肉がいいですね。さっぱり仕上がります。若い人たちはコロッケなんかにもしているようですよ。

里芋は宮崎の夏の暑さが美味しく大きくしている野菜です。栄養も豊富で独特の味わい、食感は里芋ならでは。ぜひ宮崎の里芋をお召し上がりください。

ビタミンCのかたまり、みやざきビタミンゴーヤー

ゴーヤーは苦瓜とも言われ、宮崎では「にがごり」とも呼ばれています。宮崎県はゴーヤーの出荷量は、沖縄に次ぎ全国2位で、宮崎県農業試験場では多くのの品種を開発しています。 このゴーヤーは宮崎県内で栽培されていますが、他県のものよりビタミンCが多く含有され、苦みが強くない品種もあり、関西や関東へ出荷されています。今年、「みやざきビタミンゴーヤー」として宮崎県のブランドに認定されました。

ゴーヤーは苦瓜とも言われ、宮崎では「にがごり」とも呼ばれています。宮崎県はゴーヤーの出荷量は、沖縄に次ぎ全国2位で、宮崎県農業試験場では多くのの品種を開発しています。 このゴーヤーは宮崎県内で栽培されていますが、他県のものよりビタミンCが多く含有され、苦みが強くない品種もあり、関西や関東へ出荷されています。今年、「みやざきビタミンゴーヤー」として宮崎県のブランドに認定されました。 今回のはたけマガジンでは、宮崎市の隣、国富町で親子でゴーや作りに取り組む小森さんを訪ねました。小森直仁(なおと)さんとご両親の源一さんカツ子さんはゴーヤー以外にマンゴー、ピーマンを手がけています。 ゴーヤーに取り組んで15年ほどになり、現在は「えらぶ」という品種のゴーヤーを栽培しています。宮崎には他にもゴーヤーの種類がありそれぞれ形や色合い、苦みに特徴があります。「えらぶ」は濃い緑と太さに特徴があり、たくさんに実をつける品種です。ゴーヤーは1月から9月にハウスで栽培しています。

-ゴーヤーの栽培で苦労されることはありますか?

「始めたころは品種の選定や栽培方法など試行錯誤がありましたが、年々栽培量も増え、安定するようになっています。病気や天候に左右されますので、その対応に工夫を重ねています。」

-直仁さんはいつからゴーヤーを?

「大学を卒業して就農しました。ゴーヤーはそのころから栽培しています。」

-ゴーヤーの食べ方は?

「母がよく油いためや酢漬けを作ってくれます。ヤフオクドームで試食を出したときもとても好評でした。苦いという印象が強くて、最初は抵抗感がある方もいるのですが、試食すると美味しいと言っていただけました。」

カツ子さんのおすすめは、薄切りしたゴーヤーを湯通しして、ツナのオイル缶を混ぜるものです。とツナの風味とオイルがゴーヤーとの相性がとてもよいようです。

ゴーヤーは工夫次第で多くの料理に使えます。CookPadでは17,000点以上のレシピが掲載されています。
( ※CookPadへリンク)
食と健康への関心の高まりから、ゴーヤーは注目されています。その機能性についてもいろいろな機関等で研究がされています。
もともと、ゴーヤーにはキュウリやトマトの5倍以上のビタミンCが含まれています。ミネラルであるカリウムも多く含まれています。 他県のゴーヤーよりもさらにビタミンCの多く含まれる「みやざきビタミンゴーヤー」は通年栽培されており身近な野菜として親しまれるようになっています。

ダイナミック!パパイアのビニールハウス

宮崎市清武町は農業の盛んな土地のひとつですが、この10年ほどパパイアの生産に取り組んでいる農家の方々がいます。そのうちの1軒が田代農園です。もともとカスミソウなど花の生産者でしたが、果樹の生産に切り替え、パパイアに取り組んで6年、ほかにマンゴーなども生産しています。ビニールハウスに入ると、驚くような光景が。青い実をつけたパパイアの樹の根元を見ると20㎝から30㎝ほどの直径の幹が輪を作っています。あたかも大蛇が這い回っているかのような光景です。

パパイア農園の動画

ビニールハウスの高さがあるため、最初から横に植え、それをロープで曲げながら形を作っていった結果だそうで、収穫の際はちょうどよい高さになっています。こちらのパパイアは雌雄同株でより収穫の効率を上げています。

パパイアは花が咲いて収穫まで約6か月かかります。農薬は不要とのことで、安心して食べられる国産パパイアになります。田代さんも作業する側も無農薬が楽だとおっしゃいます。

パパイアを缶詰やレストランで食べたことがある方はいらっしゃると思いますが、国産のパパイアを自分でカットして食べる体験はあまりないのかもしれません。ただ、しっかりとした甘味と独特の芳香にリピータになる方も多く、徐々に販路も広がっています。

田代さんもパパイアが大好きだそうで、特に料理に使うことを勧められています。試食などのイベントにも積極的に参加し、一人でも多くパパイアの魅力を知ってもらおうとされています。1本の木に、青々とした形のよい実がたくさんついています。これが次第に黄色くなり、独特のオレンジ色に近い色(パパイア色?)になっていきます。

手入れは古くなった枝葉を取ることなどさほどたいへんではないということでしたが、マンゴーと同様に冬場はボイラーを焚いて温度を保つ必要があります。マンゴーと同様コストのかかる果樹だといえます。

田代さんはご主人を中心に家族で栽培をされています。パパイアが広まるようにイベント等には積極的に参加されています。また取材もどんどん受けていらして、テレビ、新聞、雑誌と売れっ子です。
この日も試食を用意いただきました。取材側も食べたとがなく初めての経験でしたが、他の果物とは違う、個性のある味でした。甘いがそこまでしつこくなく、香りもよくて後味がさっぱりしている、そんなパパイアは確かに料理に合うと思われます。

生産農家に聞く、黒皮かぼちゃのおいしい食べ方

福岡ソフトバンクホークスが毎年2月にキャンプするアイビースタジアムのある宮崎市生目(いきめ)地区。

ここは農業の盛んな地域でもあります。
この生目地区を中心に40年以上前から栽培されているのが黒皮かぼちゃです。この黒皮かぼちゃは、表面が黒いごつごつとした皮で覆われていて、一般的なかぼちゃよりも小振りです。関西を中心に料亭等で多く使われ、黒皮と黄色い身のコントラストや、煮崩れがしにくいといった特長から煮物料理に向いていると言われています。

この黒皮かぼちゃを長年栽培されている富永信行さんのお宅にお伺いしました。富永さんは黒かぼちゃの栽培を20年近くされていて、JA宮崎中央宮崎中央の黒皮かぼちゃの前生産部会長でもいらっしゃいます。 今回は富永さんの奥様、友紀子さんに黒皮かぼちゃを料理していただき、料理する際のポイントや特長、そのおいしさなどをお聞きしました

今回は薄切りをオリーブオイルで焼く料理をご紹介いただきます。黒皮かぼちゃはごつごつ感のある黒皮が特徴です。見た目と違い、一般のかぼちゃに比べ皮はやわらかく、そのままカットできます。

かぼちゃを裏返し、半分にカットします。種はスプーンでくりぬきます。慣れると簡単だそうです。種を取 ったら、さらに半分にカットします。2人でつまむ程度であればこの4分の1あればよいとのこと。

5㎜から8㎜くらいの薄切りにし、電子レンジで4分程度加熱します。カットしてフライパンで焼くこともできますが、かなり時間がかかるのと焦げやすくなるので下ごしらえとして電子レンジを使うほうがよいそうです。 フライパンを熱し、オリーブオイルを適宜入れます。そこにかぼちゃの薄切りを並べていきます。ひっくり返しながら両面を焼きます。少し焦げ目がつくくらいがよいそうです。

焼いているところの動画

焼きあがったら、皿に盛り、岩塩(食塩でも可)を適量ふります。最後に黒こしょうをお好みでふりかけて完成です。 黒皮かぼちゃは一般のかぼちゃほど甘くなくさっぱりとした甘さです。 オリーブオイルとはとても相性がよく、黒こしょうがさらに味をひきたてます。 お話によると、黒皮かぼちゃはメインというよりちょっと一品とか、付け合せとして使うのによいようです。 友紀子さんはいろいろなイベントで黒皮かぼちゃを使った料理を披露されているそうで、味わってもらって黒皮かぼちゃのよさ、おいしさを知ってもらうことに積極的に取り組まれています。 大事に育てたかぼちゃを、その味を知ってもらいたい、そしておいしく食べてもらいたい、生産者の思いがうかがえます。

黒皮かぼちゃは、煮崩れしない、さっぱりとした甘さ、皮ごと食べる食感などに特色があるとのことです。 皮をむく必要がなく、種も簡単にくりぬけ、さらに電子レンジで加熱すれば手軽な食材となります。 カレーに入れたり、味噌汁に入れるだけでもおいしくいただけるそうです。 関西の料亭でも使われている黒皮かぼちゃですが、身近に使うのにも向いている食材です。

日向夏みかんの収穫です。

日向夏みかんは宮崎の特産として冬から春にかけて収穫されます。普通のみかんとは違い、リンゴのように皮を薄く剥き、白い部分と実の部分を一緒にカットして食べます。白いところがほのかに甘く、実の酸味と甘さとあいまって独特の味わいです。 収穫のビニールハウスにおじゃましました。 写真(上)は宮崎市高岡町の日向なつ生産者、梅元祐司さんと奥様の朋美さんです。梅元さんは、お父さん(生産歴35年)からの代の生 産者で、現在就農5年、奥様は嫁いできて就農2年になります。 日向夏はハウスものと路地栽培ものがありますが、梅元さんは両方されています。

ご夫婦での収穫風景

独特の色と肌を持つ日向夏はその緑の葉とのコントラストが美しく、とくにハウスものは傷や虫にやれらにくいので美しい肌をしています。この皮でマーマレードに加工されることもあります。天候にもめぐまれ大きな日向夏がたくさんなっています。梅元さんご夫婦の努力の賜物です。

日本一の生産量を誇る天日干し切干大根

日本一の生産量を誇る切干大根の干し棚です。 広がる大空の下、真っ白な棚が目をひきます。 宮崎市の隣に位置する国富町は冬場に切干大根を干す風景が多く見られます。太陽光を 浴び、霧島から吹く西風を受けて大根は乾燥します。畑から抜かれた大根は洗浄され、専用の機械でせんぎりにされます。

ソーラーパネルのように設置された干し棚の上にせんぎりになった大根がまかれます。均一になるように角度を調整していきますが、長年の経験で見事な大根のじゅうたんになっていきます。真っ白な雪のような切干大根の干し棚が並ぶ姿は、冬の宮崎の風物詩でもあります。 1日から2日干した千切り大根は天日と西風で乾燥し、互いがくっついて繊維のシートのようになります。これを端から撒いていき、切干し大根のロールができあがります。 切干大根のロールは切干大根専用の選果場に運ばれます。選果場では厳しい検査を受けて出荷されます。 切干大根は栄養が豊富です。食物繊維、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄などが含まれます。同じ量の生の大根に比べると4,5倍になります。 切干大根は保存もでき、水に戻せばすぐに使える食材です。宮崎の太陽の光をふんだんに受けた天日干しの切干大根をぜひお試しください。 生産歴なんと40年!のJA宮崎中央せんぎり大根部会長友久会長にお話を伺いました。作業日は天気図を見ながら決めるのだそうです。気象予報士なみの予測で大根は干されていくとは驚きました。

生産者のこだわり『高岡文旦』

高岡町中山地区、きんかんや日向夏の樹木が並ぶ中でも一際大きく目立つ果実「高岡文旦」。取材時は白い袋が掛かった状態で収穫を目前にしていました。 かけ袋を取ると中には大きく綺麗な黄色い高岡文旦がありました。 この立派な高岡文旦を栽培しているのは矢野勇さんと加代子さんご夫婦。JA宮崎中央高岡文旦研究会に所属し、その他にも金柑や露地日向夏を栽培しているがんばり屋さんです。

高岡文旦の栽培を始めたのは10年前、初めての出荷はそれから約4年たってからでした。きっかけは高岡文旦の花粉を取って日向夏に受粉させるためだそうです。加代子さんは「そうすることで日向夏の白皮の部分が一段と柔らかくなっていると思いますよ。」と話してくれました。また栽培で大変なことは1つずつ袋を掛けていく作業で、この作業によって枝や虫など実について傷がつくのを防ぎます。 撮影の前日には強い風が吹き、文旦の大きな実は落ちやすいので心配しましたと安堵の様子でした。勇さんは今年の出来について「今年は暖かい日が続いたので玉も大きく袋も破れるほどでした。」と話します。高岡文旦はもちろんそのまま食べるのも美味しいですが、ビールやソフトクリームなどの加工品としても消費者のみなさんにお届けしており、イベント等での販売も行っています。 最近では娘さんの手伝いもありとても助かっているとのこと。今後も夫婦いっしょに元気に美味しいものをつくっていきたいと笑顔で話しました。

生産者のこだわり『新生姜

宮崎市佐土原町で農業を行う福田光洋さん。ピーマンや胡瓜の栽培も行い、現在は新ショウガの収穫期を迎えています。光洋さんは24戸が所属するハウス生姜部会の部会長を務めます。部会員すべてが佐土原町内で生産を行い、県内一の出荷量を誇ります。ショウガは種生姜を植えてから5~6か月で収穫となり、光洋さんのハウスでは8月下旬まで収穫が続きます。また露地栽培は9~ 10 月を中心に収獲・出荷を行っています。ハウス栽培と露地栽培を組み合わせて、高品質なショウガを安定して供給できるように周年出荷体制の確立を目指しています。

ピーマン収穫体験

宮崎市住吉地区でピーマンと米作りに励む中村一弘さんのハウスに、収穫体験のため、保育 園から可愛い園児たちが元気にやってきました。7反以上のピーマンハウスを管理する一弘さんご家族は、毎年、6月の収穫が落ち着くと保育園の子どもたちをハウスに招きます。今年で4回目を迎えた収穫体験には住吉東保育園21人が参加しました。いっしょに農業を行う息子の優太さんは子どもたちにピーマンの収穫方法を教え、楽しく収穫を行っていました。

ハウス内では子どもたちが大きなピーマン、赤いピーマンを見つける度に元気な声が響いていました。また一弘さんもハウスに入り、子どもたちが取りやすいよう抱き上げてあげます。一弘さんはピーマンを作っている現場を見てもらうことで、子どもたちが野菜をどのように育てているかを学ぶ場になってほしいという思いから協力を始めたそうです。収穫後には「いっぱいピーマンを食べてください」と子どもたちに声を掛けました。一弘さんは「今まで食べられなかった子どもが収穫を通して食べれるようになったという声を聞きます。そのような形で消費拡大、地産地消につなげていけてるようで嬉し。」と話します。今後は農家で農産物を持ち寄って料理教室を開くことができたら、さらに地産地消にもなるかもと職員へ新たな提案を行うなど、消費者へのPRにも一層力が入っておられました。

生産者のこだわり『ニラ』

国富町北俣地区でニラ生産を行う祝園隆志さんは、JA宮崎中央ニラ部会の部会長を務め、部会員とともにニラの生産にご尽力いただき、露地栽培、ハウス栽培を行っています。定植後、4~5ヶ月置いて刈り取りし、夏場は約30日、冬場は約40日で生長し数回収穫を繰り返します。現在は朝5時から収穫、ハウス栽培の時期は朝3時から収穫を行います。奥様と2人で収穫し、自宅の作業場に持ち込み選別の作業を行います。長さを揃え、不要な部分を取り除くなど手作業で行います。選別は隆志さんのご両親も手伝い、家族で品質の良いニラ作りを目指しています。今年の長雨による根への影響や、夏場の日差しから葉先の色が変わるなど影響が出ることもありましたが、大きな被害もなく順調、ニラは葉からすべてが商品であるので栽培管理には大変気を遣うそうです。

部会としては30年以上前から減農薬と減化学農薬を取り組んでいます。月に1回、出荷場に集まって栽培管理をもとに意見を出し合い、鮮度保持、高品質を目指します。また、今年の4月にはグローバルGAP団体認証を取得しました。認証のための活動は昨年から取り組んでおり、ニラ部会の29人が取得しました。選別小屋やハウスの清掃、農薬と肥料使用の記録、在庫管理などたくさんの項目が審査の対象です。祝園さんは「たくさんの基準を達成することは簡単ではなかったが、部会としては以前から減農薬対策なども行っていたため取り組みやすかった。」と話します。また取得後 も毎年審査員が訪れて審査があるなど、常に厳しい基準を達成することは生産者の方々の努力の結果です。グローバルGAPはまだ消費者の認知度は低いかもしれませんが、部会として積極的に PRも行っていきたいそうです。「この取得によって消費者の方により安心・安全をお届けできることを誇りに思います。」と話す祝園さんの美味しいニラ、多くの消費者の方に安心して手に取って頂きたいです。

生産者のこだわり『大葉』

宮崎市倉岡で大葉の生産を行う松田真和さん、黒木健太さん。笑顔の素敵な真和さんと健太さんの待つハウスに入ると大葉の爽やかな香りが広がっていました。今年はコロナウイルスによって飲食店への出荷量減少など影響を受けていました。忘年会、新年会の縮小も考えられまだまだ厳しい状況は続きそうです。しかし、お2人は県内のテレビやラジオに出演するなどこの状況を乗り越えるためにPR活動に励み、多くのメディアにも出演。夏場は素麺の薬味や冷や汁など大葉の爽やかな味わいを楽しむため、消費者の方々に手に取ってもらえる機会も多かったかもしれません。

夏のイメージの大葉は周年栽培、1年中きれいな大葉の収穫が続きます。冬の楽しみ方としてはしゃぶしゃぶで豚肉といっしょにサッとお湯に通して食べてもらうのもオススメ。もちろんお肉に巻いて焼くなど、冬にも美味しい大葉が食べられますので、消費者の方々に素敵なレシピを考えてもらえたら嬉しいですと話します。大葉栽培でたいへんなことは植え替えの作業です。半年ほど収穫を繰り返した大葉の茎は高く大きくなっています。そのため、次の定植のための環境をつくることが大変だそうです。大葉は香りを楽しむものです。ご家庭で美味しくたくさん使っていただけるよう、綺麗で香りのよい大葉作りをこれからも目指します。

生産者のこだわり『金柑』

2018年6月下旬、緑の山々の綺麗な景色が一望できる高岡町仁田尾地区で長年金柑づくりに励む仲良し丸山さんご夫婦のハウスを訪れ、金柑の可愛い白い花が咲いている中取材をさせて頂きました。そして今年は特に天候も良く、大きな金柑が育っているとお聞きし、再び丸山さんのハウスを訪れました。2年半ぶりに訪れたその場所はすっかり冬の景色となっていましたが、ハウスの中は綺麗なオレンジ色が広がっていました。丸山さんのハウスでは1月中旬から収穫が始まり、毎日約400㎏の金柑を2月下旬ころまで収穫します。収穫の際はクッション材を敷き実を傷つけずに出荷を行うことに気を付けます。

昨年からコロナウイルスの影響で部会員が集まっての現地検討会などでの意見交換を行うことができず、生産者同士の連携もなかなか取れなかったそうです。そんな中でもJAの指導員が各農家をまわってアドバイスや他の生産者とをつないでくれたことにとても感謝しているとお話し頂きました。例年であれば丸山さんは実のついた金柑の木をソフトバンクのキャンプに贈るそうです。また高岡の営農センターにも同様に運ばれ、実際に実った状態の金柑を見ることができます。『完熟きんかんたまたま』は全国への出荷もありますので、コロナ禍で販売にも影響がでるかもしれません。今年は県内産のものを食べて頂けるよう県内消費にも力をお借りしたいです。今年も美味しく実った「完熟きんかん」で豊富なビタミンを摂って健康な身体でこの逆境を乗りきりましょう。「私たちもコロナに負けずに元気にがんばります!」

生産者のこだわり『いちご』

宮崎市木花でいちご『さがほのか』を栽培する川越優作さん、熊本晋太朗さん。お二人が所属するJA宮崎中央いちご部会は南宮崎支店、田野支店、国富支店管内の生産者67人が所属しています。川越さんは就農して12年、熊本さんは6年であり、どちらも父親の元で就農を決意。またお二人は 小学校からの同級生であり、熊本さんがいちごを栽培するきっかけも川越さんを含めて周囲の同世代の生産者がいちごを栽培していたことにもあるそうです。『さがほのか』は実が少し固めでしっかりとしており、甘みと酸味のバランスが良く、生産者にとっても育てやすい品種だそうです。収穫は12月中旬~5月下旬まで続きます。その間にも次年度のための親苗を育てるなどの作業も同時 に行います。

またお二人は南宮崎支店の生産者5人で2年前に立ち上げた勉強会「AIS」に参加しています。この勉強会では反収アップを目指し、各ハウスでの現地検討会を月に1回行います。勉強会では自分たちの圃場に取り付けた測定装置(はかる蔵等)によるデータを生産者ごとにグラフ化し、比較・検討を行います。昨年までは3人の方の圃場でのデータでしたが、今年からは5人全員が装置を導入。より正確なデータがまとまることとなります。指導員とともに前月でのデータを分析、資料をまとめ検討。収量の多いデータをピックアップして栽培管理を改善、収量や品質の向上を目指します。川越さんは勉強会を行うことで他の生産者からの刺激を受け、栽培に対する意識が変わったと話します。勉強会の目標は「反収7トン!」収量を増やすために温度、灌水、肥培の管理を徹底することを基本に、勉強会での学びを生かした栽培管理を目指します。今年は天候も良く、生育はとても順調。出荷量も増えています。例年、いちごフェアなどを開催し、消費者へのPRとして販売を行いますが、今年はコロナウイルスの影響による中止も懸念されていました。スーパーなどでJA宮崎中央のいちごを見かけたら是非私たちの名前の入ったいちごを手に取って頂きたいです!ご自宅でそのまま食べても、お子様たちとスイーツを作って楽しむのもいいかもしれませんね。

生産者のこだわり『きゅうり』

宮崎市阿波岐原できゅうりの生産を行っているタイ出身のブンプラダップサシタンさん。昨年8月に就農し、今年、自分のハウスで初めての収穫を迎えています。新規就農研修で1年間胡瓜栽培について学び、現在は8aのハウスを一人で管理しています。10年前、妻・晴香さんとの結婚を機にタイから移住。コチョウラン生産者のもとで働いているうちに、宮崎の野菜の栽培にも興味を持ちました。JAの新規就農者研修を知ったことをきっかけに、農業を始める決意をしました。研修は、一からのスタートでしたが、毎日楽しく農業に打ち込んでいたそうです。同期生のみなさんにも恵まれ、現在もLINEを使って写真を送り合い、離れた場所からアドバイスをくれると嬉しそうに話します。

研修中、タイ出身のサシタンさんが一番苦労したことは、日本人との感じ方や言葉の違いだそうです。例えば、タイでは暑い・寒いのみの表現ですが、日本には「温ぬくい」の言葉があり、「ハウスの中が少し温くなったら温度を下げて~」の意味を理解することに苦戦したそうです。また自分は暑いのは平気、寒いのが苦手。周りの人にとっては暖かい気温でも自分にとっては寒い…最適なハウスの環境を肌で感じ取ることはとても難しかったそうです。そのため実地研修は一日も欠かさず受け、実際に体験し、自分の目で見て感じてハウス環境を学ぶことを大切にしてきました。その姿勢は今でも変わっていないそうです。晴香さんは「夫は負けず嫌い。家族と出掛けていてもハウスが気になると帰ってしまったり、少し気温が低くなると気になって夜中でもハウスに出向いてみたりするんです。」と話します。地域の先輩生産者やJA職員、行政の方々には手厚いサポートを頂いているそうです。サシタンさんのような外国の方が個人で就農することは珍しく、日本の慣れない環境で農業を行えていることは皆様のおかげと周囲への感謝をご夫婦ともに話します。「今は栽培において自分の力でどれだけ病気がでないで、きれいな美味しいきゅうりが作れるかということを考えています。その一歩一歩の努力を怠らないことで自分の成績はついてくると信じています。この日は良くてこの日は悪いではなく、平均的に収穫できることをまずは目標に頑張ります。」サシタンさんの農業に向き合う熱い姿がタイのご両親にも届きますように。

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